週刊まちづくり/107号(2001/4/29号)


週刊まちづくり/107号(2001/4/29号)



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□□□□◆週刊まちづくり◆□□□□ ---Weekly Machi-Zukuri---
2001/04/29(毎週日曜日発行)             107号(配信数659)
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【※等幅フォント半角70文字の設定でお願いします】
週まち(週刊まちづくり)ホームページ

  さて、4月28日に中部・住まい・まち探検隊オープニングフォーラ
  ムに参加してきました。全部で100名の参加者と、住まい・まち
  について考える機会です。そして、これから進める「住まち探険隊」
  をどうするかがテーマでした。このイベントには、本当にいろんな
  方々が参加していました。会社員から主婦・学生、老人から若者、
  専門家まで様々な立場の人と出会えました。今回は学生さんもいっ
  ぱい来ていました。
  今回のプログラムは、延藤先生、坂倉先生による幻燈会とワークシ
  ョップで構成され、最後は、延藤先生によって、ACTIONという言
  葉で見事なまとめがありました。Adventure, Communication,
  Trouble friendly, Impression & expression, Open-mind,
  Naturingです。
  豊かな社会において、大事なものは何か?失われてしまったものは
  何か?キーワードの一つは、「関係性」であり、「つながり」です。
  こういう機会は本当に楽しく、心が洗われます。
  個人的には、延藤先生(千葉大)、曽田先生(愛知工業大)、そし
  て、三矢さんのコラムで有名な高橋先生(愛知学泉大)と話せたの
  も大きかったです。合わせてIPA日本支部代表の奥田さんとも巡り
  あえました。これら先生方をはじめ、市民活動を行っている方々の
  努力が今の愛知のまちづくりを支えているんだなあと、この日集っ
  た人々の姿や表情を見て感じました。
  さて、この席で三矢さんとも話したのですが、週まちオフ名古屋編
  を6月2日あるいは3日を目処に開催したいと考えています。
          (吉村輝彦@週まち編集部、国連地域開発センター)

☆☆【今週の週まち】☆☆☆☆☆☆
1.まちコラム
   ■ハッキューケン 講座4【こんなつまらないこと】
2.まちづくり本
3.まちづくり伝言板
   『延藤安弘の2冊の本が出ます』
   江戸川で市民版グリーン電力証書を発売します。
   新刊のご案内『長野の「脱ダム」、なぜ?』
   馬毛島の開発に反対する支援のお願い
4.週まちリンク集充実中(ホームページ紹介)
5.まちづくりカレンダー
6.公募関係
7.編集部からのお知らせ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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◆1 まちコラム◆
■ハッキューケン 講座4【こんなつまらないこと】=<三矢かつし>=
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 卒業論文の提出日の前日。夜中。
 最後のツメの段階である。一通り出来上がった論文をみて、高橋先生はこう
言った。

「君の論文の結論は、こんなつまらないことじゃないよね。」

 先生の気まぐれというか、判断が毎日変化するのについていくのは大変だっ
たが、これは、トドメの一言であった。
「昨日まで、これで良いって、言ってたじゃないか!!」と反論する力もなか
った。
 論文の締め切り直前と言えば、体力もほとんど残っていない。おまけに眠
い。
 正直、この段階で「このまま今年で卒業出来なかったら、僕はどうなっちゃ
うのだろう?」と、思っていた。いたたまれない状況に対する恐怖心というよ
りも、はっきりいって頭の中が真っ白だった。
 朦朧とした意識の中で、2カ月間以上に及ぶ、研究調査で訪れた全ての学童
保育所を思い出していた。

 それまでの段階で、実際の学童保育を運営している人々による、空間の名付
けから、意味付けを読みとり空間構成として位置づけをする。それによると、
空間機能の組み合わせが浮かび上がる。
 子ども達の人数や要求される空間機能、元々の民家の空間構成とのせめぎあ
いの中で、機能分解が合致する。単機能の空間から多機能の空間までのバリエ
ーションが、61サンプルの学童保育所によって位置づいていく。そこには、
子ども一人当たりの面積と空間の機能分解水準には、一定の法則が見て取れ
る。
 物理的・建築の側面から子どもの生活空間を保持する基準が出てくる、とま
で到達していた。

 ここから、更にもう一歩理論を展開するには、「子ども達の楽しげな様子」
が、鍵となった。
 民家に備わっている、押入や欄間、縁側や柱(通常の民家を学童保育で利用
する場合、利用の都合で襖や障子、壁や天井が外され、ワイルドな空間になっ
ている。故に、部屋のあちこちに柱がまるで林のように立っていることがあ
る)が、子ども達の想像力豊かな遊びの、きっかけとなっている、あの場面。
 クリストファー・アレグザンダーのパタン・ランゲージを手がかりに、子ど
もの遊び心を掻き立てる空間、しかも生活に内在した魅力的なものを整理し
た。
 こうした状況は、民家を利用した学童保育施設だからこそありうるのではな
いか。
 逆に、こうした行為自体が、空間の質を評価する尺度になりうるのではない
か。

 なんか、こう、閃く感じで思ったことを、文章にして高橋先生にみていただ
いた結果、ようやく僕は、卒業論文を提出することを許された。提出時間ギリ
ギリ、残り数秒の次元で、論文にページナンバーを入れて、卒業論文をめぐる
死闘が幕を閉じた。ぐったりだった。

※「ハッキューケン」は、僕・三矢が名古屋工業大学の学生だった頃にお世話
になった、高橋博久先生(99年3月に退官)の言葉を思い出しながら、新し
い方法論への手がかりを探求するシリーズです。

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◆2 まちづくり本◆
(今週はおやすみです)
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◆3 まちづくり伝言板◆
『延藤安弘の2冊の本が出ます』
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 延藤安弘(千葉大学教授、千葉まちづくりサポートセンター代表)が、“人
とまちと自然を育む創造的まち育て”をめざして2冊の本を出します。千葉ま
ちづくりサポートセンターでは、書店より安くしてお分けしますので、どうぞ
ご利用ください。
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■「まち育て」を育むー対話と協働のデザイン(税込3,360円、東大出版会)

 「まち」はつくるものではなく、育んでいくもの_。
市民の参加によるコミュニティ・デザインの方法・方向・作法を、永年にわた
る実践知として集成。人と環境との相互の<関係>をデザインしてゆく可能性
を求めて、新たに「まち育て」の概念を提唱する。今後の都市計画において、
画期となる書。
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■ 何をめざして生きるんやー人が変わればまちも変わる
                   (税込1,575円、プレジデント社)

元気を失った現代日本社会に求められるのは、「何をめざすか」という未来へ
の方向感覚。
日本各地で、市民主体の創造的な住まい・まちづくり活動を支援してきた著者
が、その核心をオムニバス形式のユーモアあふれる語りで紹介。そこには、行
政と市民、専門家と生活者、高齢者と子どもが共に育みあう、来るべき新しい
時代の風が発話されている。
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■ ボーンセンターの割引価格
□「まち育て」を育むー対話と協働のデザイン   3000円(←3360円)
□何をめざして生きるんやー人が変わればまちも変わる 1400円(←1575円)
□「まち育て」を育む+何をめざして生きるんや2冊セット4200円(←4935円)
※ 郵送をご希望の方は、別途送料(1冊300円、2〜5冊500円、6〜
9冊700円、10冊以上は無料)を頂きます。下記、FAXかメールにて、
ご注文いただければ、書籍と共に振込用紙を発送しますので、それにお振り込
み下さい。

●問い合わせ:千葉まちづくりサポートセンター(略称、ボーンセンター)
電話&FAX:043−206−7726(担当者:三矢、原田)
E-mail    :born@jca.apc.org
所在地    :〒263-0024 千葉市稲毛区穴川1−3−1

※著者紹介:延藤安弘…1940年大阪生まれ。北海道大学工学部卒業。京都大学
大学院修了。京都大学助手、熊本大学教授等を経て、1997年より千葉大学工学
部教授。京都のコーポラティブ住宅ユーコート、熊本のMポート(日本建築学
会作品選奨受賞、1995)、神戸・真野地区や東京・世田谷のまちづくり等、全
国各地の住民主体の住まい・まちづくりにかかわっている。
【提供】三矢勝司さん(千葉まちづくりサポートセンター)よりお寄せいただ
きました。

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江戸川で市民版グリーン電力証書を発売します。
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 山崎@足温ネットです。
 このたび、私たちが設立・運営している市民立・江戸川第一発電所の発電し
た自然エネルギーに関して、市民版グリーン電力証書を発売します。購入され
た方には、自然エネルギーを担保にした地域通貨「E-WAT」を発行するととも
に、参加証にもなるバッチを差し上げます。
 詳しくは足温ネット事務局(yamachan@jca.apc.org)まで。
 なお、5月5日(土)10:00〜江戸川区総合文化センターで開催される「江戸
川区環境フェア2001」の出展ブースでもグリーン電力証書を予約販売しま
す。ぜひ、どうぞ。
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グリーン電力証書EDOGA-WATで支える市民発電〜江戸川で市民版グリ
ーン電力証書を発売します〜(市民立・江戸川第一発電所)

 特定非営利活動法人「足温ネット」が、江戸川区内の寿光院に市民立 ・江
戸川第一発電所を設立して、今年で2年目。30枚の太陽光パネル
(出力5.4kW)が発電した自然エネルギーは9,000kWhを超えました。
 太陽光発電はCO2を出さず、放射性廃棄物処理の心配もありません。でも、
それらのコストを負担せずに済ませている化石燃料や原子力の電力と太陽光が
同じ価格でしか買い取られていません。
 ドイツでは、法律で太陽光発電の電気を55円/kWhでの買い取るよう義務づけ
ています(日本での買い取りは同23円程)。そこで、プレミアム分を「グリー
ン電力証書」として皆さんに買い取ってもらおうというのです。
 市民立発電所では、1999年7月〜2000年6月までの1年間に約6,000kWhを発電
しました。そこで、kWh当たり33円として、30kWh分(1,000円)を「グリーン
電力証書」として市民立・江戸川第一発電所の年間発電量の範囲内で年間200
枚販売します。
 これによって、年間200,000円の証書収入を得ることができ、グッズ作成費
などの必要経費を差し引いた残額で「未来バンク」からの金利込み借入金
1,322,985円を9年半で完済する予定です。
◆「EDOGA−WAT」参加のメリット
(1)30kWh分の太陽光電力を買っていただくことで、CO2排出削減に貢
   献できます。
(2)「EDOGA−WAT」参加者の中だけで使える地域通貨「E−WAT
   (エーワット)」に参加できます。
(3)参加者には、グリーン電力証書、E−WAT(邦貨1,000円に相当)、
   参加バッチを差し上げます。
■「EDOGA−WAT」に関する問い合わせは…
特定非営利活動法人足元から地球温暖化を考える市民ネット・えどがわ
〒132−0033 東京都江戸川区東小松川3−35−13−204
小松川市民ファーム内
TEL/FAX:03(3654)9188 FAX:03(3654)4727
E-mail:yamachan@jca.apc.org
【提供】山崎求博さん(足元から地球温暖化を考える市民ネット・えどが
    わ)よりお寄せいただきました。

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新刊のご案内『長野の「脱ダム」、なぜ?』
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山崎@足温ネットです。
私の知人で、水道問題に詳しいジャーナリスト保屋野初子さんが二冊目の本を
出しました。『長野の「脱ダム」、なぜ?』(築地書館112ページ、本体1000
円)と言います。水問題と故郷と田中知事とがこの時期にクロスオーバーし緊
急の出版ということになりました。
小さな本ですが、ぜひ、手にとっていただければと思います。
■『長野の「脱ダム」、なぜ?』
  かつてダムはコンクリートでなかった――序にかえて
・第1章 なぜ「脱ダム」なのか
  「脱ダム宣言」は唐突なのか?/宣言の国、根まわしの国
  アメリカは脱ダムからダム撤去へ/サケの邪魔をする権利はない
  農地を川に“お返し”するオランダ/“生態学的な治水”を進めるドイツ
  キーワードは「氾濫原」のダイナミクス/ダム反対運動が火をつけた
  自然への“譲歩”が始まっている
・第2章 日本はなぜダムを造ってきたのか
  もともと川の水は誰のものだったか/「新参者の水」はどう生み出された
  か
  はじめ「治水目的」などなかった/ダムの「戦時体制」と自然保護の闘争
  “ダムだけをつくるしくみ”が生き残った/補助金が“ダムだけ”を選ば
  せる
・第3章  コンクリートダム・デメリット
  かくして“土砂貯め”になった/上流と海にはデメリットばかり
  ダムが“凶器”に変わるとき/“地元の水”は取り尽くされた
  山河と経済を滅ぼすコンクリートダム
・第4章  <堤防+ダム>治水の“決壊”
  氾濫を前提の治水方針を宣言/川の領分に侵入しすぎた仕返し?
  なぜ進まない国土交通省の「総合治水対策」
・第5章  かつて「やわらかな水社会」があった
  誇り高き「水防文化」をもったムラ/水を受け入れなだめた昔の治水
  水利用の秩序をつくりあげたムラ社会
・第6章  いまひとたび、“共水社会”をつくる
  日本の氾濫原、それは水田/森林の「緑のダム」効果はいかほどか
  “自然にちかいダム”とコンクリートダムとの損益分岐点?
  サケ、アユ、風景にも水の権利が/“地下水ダム”を育てる町
  「氾濫前提」答申を「脱ダム」で読むと/川の管理人を交替させるとき
  水道ももはや「脱ダム」でいこう/さまざまな工夫組み合わせた浅川
  「脱ダム」案
  流域を単位に「水循環」で再構築する社会
・あとがき
【提供】山崎求博さん(足元から地球温暖化を考える市民ネット・えどが
    わ)よりお寄せいただきました。

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馬毛島の開発に反対する支援のお願い
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(転送自由)
こんにちは、屋久島の木下です
 馬毛島に関して皆様へのご報告とお願いがあります。
 馬毛島は日本で二番目に大きな無人島です。面積約747万kmという小さな島
の中に貴重な自然が残っていて、昭和39年には屋久島と共に国立公園候補にも
あがりました。大型哺乳類のマゲシカをはじめ、メダカ、ドジョウなどの淡水
魚、天然記念物のオカヤドカリ、野生植物においては固有種のホソバアリノト
ウグサなど431種も確認されています。またこの島は野鳥の渡りのコースにあ
たり、エリグロアジサシの繁殖地としても知られています。海には成長途上の
豊かなサンゴ礁が広がり、海藻類、岩礁生物群、魚種の豊富さにおいても日本
有数です。アカウミガメなども産卵のために上陸します。イルカ・クジラ類も
多く、1995年には21mのマッコウクジラが打ち上げられました。あたりの海域
はトビウオ、サバ、ナガラメ、海藻などの豊富な漁場でもあります。また歴史
的にも弥生時代の遺跡があったり、戦争の銃撃戦の跡があったりして非常に貴
重な存在です。
 さて、その馬毛島において1999年はじめより核施設の中間貯蔵施設の問題が
持ち上がりました。その後島の殆どを所有する馬毛島開発が採石事業を始める
ということで県が許可を出してしまいました。現在馬毛島の西側(種子島寄)
が広い地域にわたり伐採されています。また伐採後1万5千本のダイナマイト
を使って穴を掘ることになっています。私たちは馬毛島を守るために採石工事
等差止仮処分命令申立の裁判を起こしました。4月10日、一回目の話し合いで
双方の言い分を聞きました。
http://www1.ocn.ne.jp/~yakuisl/010410.htm

 全国から寄せられた仮処分申請への賛同者は最終的に434名に達しました。
ご協力ありがとうございます。当初4名だった弁護団も、4月21日に
屋久島で開かれた環境問題に取り組む弁護団と住民の話し合いにおいて約20名
となりました。その中には奄美の動物を原告とした裁判で弁護団の団長を務め
られた籠橋さんも入っています。

 「馬毛島の自然を守る会」は、昨年8月に鹿児島県が(株)馬毛島開発に、採
石事業を許可した事で、自然と漁場に対し直接的悪影響が懸念されること、環
境調査が行なわれていないこと、また漁業権を持つ漁民の意見が事前に聴取さ
れていなことなどから、公害等調整委員会に対して裁定申請を提出していまし
た。公害等調整委員会とは、総理府の外局にあり、公害に関わる紛争の解決、
鉱業、採石業や砂利採取業と一般公益との調整を図る機関です。
 私たちの申請を受け、4月22日、馬毛島の自然を守る会とその弁護士、専門
家が馬毛島を訪れ、工事現場などを調査しました。弁護団は専門家の意見をま
とめ、次回審議が行われる5月10日、鹿児島地裁に証拠として提出する方針で
す。
http://www1.ocn.ne.jp/~yakuisl/010422.htm

 弁護士費用を含めて、今後の馬毛島を守るための活動を支えるには、年間
300万円の必要額が予測されます。そこで出来るだけ多くの方からのご協力を
願っております。裁判にご協力頂いている方には一人2000円のカンパをお願い
していましたが、こちらの方もまだ集まっておりません。少しでも構いません
ので、賛同頂ける方は下記の郵便振替口座にお振り込みください。
 送金先(郵便振替口座)
  口座名称:馬毛島の自然を守る会
  口座番号:01790-0-83441 (会計担当:TEL 09972-3-2866 沖吉)
馬毛島でマゲシカの調査をしている立澤史郎さんのホームページ
http://ecol.zool.kyoto-u.ac.jp/homepage/serow/mage/mage.html
【提供】萬羽敏郎さんよりお寄せいただきました。

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◆4 週まちリンク集充実中◆
(今週はおやすみです)
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◆5 まちづくりカレンダー◆
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◎:新しく紹介するイベント
■:以前紹介したイベント([●●号]は掲載号)
□:追加情報のあるイベント
☆:ホームページ版での新情報
<ちょい>:20代によるまちづくりを考える<ちょいまち>メンバーが関
        わっているイベント

バックナンバーは、以下に掲載中

第99号|第100号|第101号|第102号|第103号|第104号|第105号|第106号|

◇◇イベント情報◇◇
─<関東>──────────────────────────────
2001/5/3(木)
■まちづくりサロン(東京都板橋区)
  地域の「子育て力」
[第105号]

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5/9(水)
■日本建築学会 地震防災総合研究特別研究委員会
  公開シンポジウム「活動報告と建物の安全性能評価」
[第105号]

◎おぎくぼ塾5月例会
  梁瀬悦司「日野をフィールドにして/まちづくりの取り組み」

 【時間】19:00〜20:30
 【場所】阿佐ヶ谷地域区民センター 3階第5集会室
     杉並区阿佐ヶ谷南1−47−17
     JR阿佐ヶ谷駅南口下車3分。場所がわからない方は駅前の交番で
 【費用】通信費・会場費として500円
 【申込】会場予約の都合上、5月8日までに出欠を下記までお知らせ下さい。
     TEL 03−5377−7166
     FAX 03−5377−7167
 【内容】環境白書にも取り上げられた「市民版 日野・まちづくりマスター
     プラン」があります。これは日野・市民版マスタープランを創る会
     という市民グループが自主的に作ったもので、まちづくりに関して
     市民から提案をした先駆的な事例です。続いて、このグループが中
     心になって「多摩平団地に建替えと緑を考える市民の会」を作り、
     団地住民とともに勉強会を重ねました。その結果事業者と住民の協
     調を実現し、大規模団地建替えにおける好事例として多摩平方式と
     の声さえ聞こえる高い評価を得ています。これに深く関与したの
     が、今月の話題提供者である梁瀬悦司さんです。現在では市民グル
     ープ「まちづくりフォーラム・日野」のリーダーであるばかりでな
     く、日野市都市計画マスタープランや長期構想策定などにも積極的
     に提案を行うなど、日野をフィールドにした精力的なまちづくり活
     動を行っています。また、山田がまちづくりを仕事にしようと意を
     決するきっかけとなった「小金井学研究会」以来の盟友でもありま
     す。この研究会は1975年ごろから小金井市にある3つの大学の専門
     領域をつなげていこうとする新しい地域学の模索で、1980年の公民
     館講座「小金井のまちを考える」につながりました。
     常に誠実に、また粘り強く地域の課題に取り組む姿は、まちづくり
     に関わるすべての人たちに大いに参考になると思います。
 【提供】山田清さんよりお寄せいただきました。

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5/11(金)
■第1回 都心再生論研究会[
第105号]

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5/12(土)
◎『みどりのモデル地区への提案マップ』発表会

 【時間】10:00〜12:30
 【場所】セシオン杉並第7集会室(杉並区)
 【問合】まちづくりに夢をつなぐ市民の会FAX03-3398-4960
 【提供】山田清さんよりお寄せいただきました。

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5/18(金)
■第6回JCAFEセミナー
  中野民夫(株式会社博報堂)「ワークショップで「広報」を極める」
[
第103号]

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5/19(土)
■2001年度国際影響評価学会日本支部(IAIA-JAPAN)
  第5回研究発表会
[第101号]

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5/21(月)
◎「川内美彦氏に聞く」−ユニバーサル・デザイン成り立ちと今−

 【時間】13:30〜15:45
 【場所】東京ウイメンズプラザ 2階第一会議室
 【主催】東京建築士会 女性委員会 バリアフリー部会
 【費用】会員・学生500円 一般2000円(資料代を含む)
 【申込】「川内美彦氏に聞く」−ユニバーサル・デザイン成り立ちと今−と
     明記の上、氏名(会員番号)、住所、電話、FAX、勤務先名を書
     いて、03-3564-6598へFAXしてください。
 【内容】川内氏はスポーツ自己で車椅子使用者となった後、一年間の米国生
     活の体験を通してバリアフリーを社会の問題としてとらえながら、
     現在建築家として活躍されています。
     一級建築士事務所アクセスプロジェクト 主催
     日米障害者協会代表
     第一回「ロン・メイス21世紀デザイン章」を受賞
     (1980年代にユニバーサルデザインを提唱した米国建築家、ロン・
     メイスを記念したもの)
     東京建築士会については下記をご参照ください。
     http://www.aec.or.jp/user/ktokyo/
 【提供】薬袋奈美子さん(国立公衆衛生院)よりお寄せいただきました。

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5/26(土)
■2001自治体学会関東フォーラムin埼玉南
  地方主権の21世紀 地域が変わる・自治体が変わる
[
第101号]

■まちづくり交流会[第103号]

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5/28(月)
◎都市住宅学会公開市民フォーラム
  「いま、都市の中で住宅を設計することとは」

 【時間】15:20〜17:50
 【場所】いきいきプラザ一番町カスケードホール
     千代田区一番町12
 【費用】無料
 【申込】参加希望の方は、都市住宅学会事務局まで連絡して下さい
     準会員、賛助会員、会員外の方は下記の事項を記入の上、ファック
     スにてお申し込み下さい。
     氏名/所属団体・部局・役職/住所/TEL番号・FAX番号
 【主催】(社)都市住宅学会
     TEL: 03-5211-0597, FAX: 03-5211-0593
     E-mail: info@uhs.gr.jp
     URL: http://www.uhs.gr.jp
 【内容】コーディネーター
     曽根幸一(曽根幸一環境設計研究所、芝浦工業大学教授)
     パネリスト
     三井所清典(アルセッド建築研究所、芝浦工業大学教授)
     山本理顕(山本理顕設計工場)
     平倉直子(平倉直子建築設計事務所)
     谷内田章(ワークショップ)

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5/29(火)
■「環境の世紀へ、変えよう!キャンペーン」参加イベント
  「急げ!温暖化防止、今こそ変えよう」連続勉強会
  第3回「日本で温暖化対策をどう進めるか−温室効果ガス削減の可能性と
  政策」
[
第99号]

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2001/6/14(木)
■都市計画学会第91回 月例懇話会
  小林重敬横浜国立大学教授「《都市計画の展望》「東京の新しい都市づく
  りビジョン」に向けて〜政策誘導型の都市づくりへの転換〜」
[第101号]

─<東海>──────────────────────────────
2001/5/16(水)
■NPOシンポジウムIN浜松
  「NPOと市民・企業のパートナーシップで促進する環境改善」
[第106号]

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5/27(日)
■東海自治体学校「21世紀における自治体の役割と課題」[第106号]

─<関西>──────────────────────────────
2001/5/8(火)
■貨物自動車を対象にした環境TDM政策を考える調査研究報告会[第105号]

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5/29(火)
◎都市環境デザイン会議関西ブロック2001年度セミナー第4回
  魅力ある個性的な“地域デザイン”を求めて
  地域デザインのための地域の文脈の把握と継承(田村 博美)

 【時間】18:30〜20:45頃
 【場所】ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)セミナー室
     京阪天満橋駅、地下鉄天満橋駅1番出口から東へ徒歩5分
     JR東西線大阪城北詰駅2号出入口から西へ徒歩8分
     市バス京阪東口からすぐ
 【主催】都市環境デザイン会議関西ブロック
 【費用】会員500円/会員外1000円/学生500円
 【定員】定員50名/会員優先/申し込み先着順
 【申込】(株)学芸出版社 前田裕資
     FAX(075)342-2605
     E-mail maeda@mbox.kyoto-inet.or.jp
 【内容】都市計画事業として行われるまちづくりは、事業として成り立たな
     ければならず、また税金を投入するため公共性が求められます。そ
     のため、様々な規制やマニアルに支配され、魅力的なまちづくりに
     結びついていないのではないかと批判されてきました。
     田村さんは大手土木コンサルタントで区画整理などの事業に携わら
     れる中で、事業性も尊びながら、一方で、地域の歴史や風土、どこ
     に誰が住んでいてどんなもの(道祖神とかお地蔵さん等)があるか
     を素材にした地域デザインに積極的に取り組んでこられました。
     そのような実践をふまえ、このほど大阪市立大学で博士論文「地域
     デザインのための地域の文脈の把握と継承に関する実践的研究」を
     まとめられましたので、どのような問題意識で取り組まれたのか、
     また論文で明らかにされたことを今後実践の場でどのように発展さ
     せていかれるのかをお話しいただきたいと思います。

─<その他>─────────────────────────────

─◇◇定例会◇◇──────────────────────────
■第2水曜日・・・おぎくぼ塾
■第2金曜日・・・練馬まちづくりの会
      ・・・まちまちサロン(奇数月)
→【問合せ先】(有)プラネット 越野 圭子
                 E-mail:VZB14263@nifty.ne.jp
■第2土曜日・・・小金井まちづくりの会→5月12日(土)
※あくまで曜日は原則ですので、お出かけの際には、確認をしてください。

─◇◇展示会・展覧会◇◇───────────────────────
【開催中】

(関東)

■「横浜の住文化を学ぼう〜よこはまに残る近代文化住宅」[第106号]
 【日時】展示:4月26日(木)〜30日(月・祝)
 【場所】山手234番館(横浜市中区山手町234-1)

(東海)

(関西)

■西山夘三と日本のすまい展:京都会場[第100号]
 【期間】2001年4/21(土) 〜5/27(日)
     休館 4/29 5/3〜5/5
 【時間】10:00〜17:00
 【場所】積水ハウス納得工房

(その他)

─◇◇連続講座◇◇──────────────────────────

(関東)
■イエズス会社会司牧センター2001年度セミナー
  アンソレーナさんと住民運動を語ろう―政府の貧困対策に変革をもたらす
  住民組織と NGOsの活動―
[第100号]
 【日程】5/15、6/12、7/10
 【時間】19:30-20:30
 【場所】幼きイエス会・105室(四谷駅すぐ)

(東海)

(関西)

■気鋭建築家・評論家による連続セミナー 建築最前線からのメッセージ[第100号]
 【時間】5/12、5/19、5/26
     14:00〜16:30 終了後、講師と語る会
 【場所】積水ハウス納得工房

(その他)

<ツアー(海外)>

■日中世界遺産シンポジウムツアー[第100号]
【日程】5/13(日)〜5/20(日)
【締切】3月30日

■〜サンフランシスコ発〜NPOボランティア体験プログラム[第105号伝言板]
【実施期間】第3回目8月31日(金)〜9月17日(月)
      第4回目10月19日(金)〜11月6日(月)
【応募締切】7月2日(月)

─◇◇学会・学術関係(2001年)◇◇──────────────────────

◇日本NPO学会第3回年次大会(京都大会):3月18日(日)〜20日(火)
池坊短期大学、京都産業会館、京都芸術センター、キャンパスプラザ京都
【日本NPO学会事務局】

◆2001年度国際影響評価学会日本支部(IAIA-JAPAN)第5回研究発表会:5月19日(土)
江戸川大学江戸川駒木キャンパス(千葉県流山市)
【国際影響評価学会日本支部】

◆2001年度国際都市計画シンポジウム:8月17日(金)〜19日(日)
韓国大田広域市
【第一次審査】〜3月12日(月)、【第二次審査】〜5月9日(水)

◆2001年度日本建築学会大会(関東)学術講演会:9月22日(土)〜24日(月)
東京大学
応募期間:【電子投稿】2月22日(木)〜4月22日(日)、【紙面投稿】2月22日(木)〜4月13日(金)
【日本建築学会】

◆日本計画行政学会第24回全国大会(北海道):9月22日(土)〜23日(日)
札幌大学
【研究報告申込締切】5月10日(木)
【日本計画行政学会(暫定)】

◆第13回(2001)日本シミュレーション&ゲーミング学会全国大会:10月20日(土)〜21日(日)
北陸先端科学技術大学院大学
【日本シミュレーション&ゲーミング学会】

◆日本地域学会第38回年次大会:10月20日(土)〜21日(日)
京都大学
【論文報告】5月31日

◆土木学会第29回環境システム研究論文発表会:11月1日(木)〜2日(金)
国立オリンピック記念青少年総合センター

◆第36回日本都市計画学会学術研究論文発表会:11月17日(土)〜18日(日)
早稲田大学国際会議場
【第一次審査】4月23日(月)〜5月9日(水)
【日本都市計画学会】

◆土木学会第24回土木計画学研究発表会:11月23日(金)〜25日(日)
高知工科大学

◆環境情報科学センター第15回環境研究発表会:11月27日(火)
日本大学会館
【応募登録締切】5月15日(火)、【論文提出締切】6月11月(月)
【(社)環境情報科学センター】

◆都市住宅学会第9回学術講演会:11月30日(金)〜12月2日(日)
大阪大学
論文原稿提出締切:【審査付部門】〜5月30日、【一般部門、報告部門】〜6月30日
【都市住宅学会】

─◇◇学会・学術関係(2000年度)◇◇──────────────────────

☆2000年度日本建築学会大会学術講演会:9月8日(金)〜10日(日) 日本大学(郡山市)
◇土木学会平成12年度全国大会:9月21日(木)〜23日(土) 東北大学川内北キャンパス講義棟
☆日本計画行政学会第23回全国大会:9月22日(金)〜23日(土) 広島大学東千田キャンパス
◇日本社会情報学会第15回全国大会:9月29日(金)〜30日(土) 一橋大学西キャンパス
◇環境経済・政策学会2000年大会:9月30日(土)〜10月1日(日) つくば国際会議場
◇2000年度日本地理学会秋季学術大会:10月7日(土)〜10日(火) 鹿児島大学
◇地理情報システム学会第9回研究発表大会:10月11日(水)〜13日(金) 工学院大学(新宿校舎)
☆日本シミュレーション&ゲーミング学会第12回(2000年)全国大会:10月21日(土)〜22日(日) 名古屋大学
☆土木学会第28回環境システム研究論文発表会:10月26日(木)〜27日(金) 名古屋大学
◇日本都市計画学会中部支部第11回研究発表会:10月27日(金) 名鉄トヨタホテル
◇日本環境共生学会第3回学術大会(研究発表大会):10月28日(土) 名古屋大学 工学部
◇第20回交通工学研究発表会:10月30日(月)〜31日(火) 砂防会館別館会議室
☆日本地域学会第37回年次大会:11月3日(金)〜4日(土) 東北学院大学 土樋キャンパス
☆第35回日本都市計画学会学術研究論文発表会:11月11日(土)〜12日(日) 金沢大学
◇第10回地域安全学会研究発表会:11月17日(金)〜19日(日) 静岡県地震防災センター
◇日本不動産学会秋季全国大会(第16回学術講演会):11月18日(土)〜19日(日) 立命館大学(京都)
◇(土木学会)第23回土木計画学研究発表会:11月23日(木)〜25日(土) 足利工業大学
☆環境情報科学センター第14回環境研究発表会:11月28日(火) 日本大学会館
☆都市住宅学会第8回学術講演会:12月1日(金)〜3日(日) 広島工業大学広島校舎
◇応用地域学会14回研究発表大会:12月2日(土)〜3日(日) つくば国際会議場

─◇◇その他◇◇──────────────────────────

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◆6 公募関係◆

■名古屋都市センター まちづくり活動助成団体募集[第101号]

 【受付期間】5月1日〜5月31日までに名古屋都市センターへ
 【問合先】名古屋都市センター管理課
   TEL:052-678-2214  FAX:052-678-2211

■ハウジングアンドコミュニティ財団 地域づくり活動支援助成2001
  テーマ:「知恵のネットワーキング」
[第101号]

 【公募期間】
  応募要項等請求期間:2001年3月21日(水)〜4月27日(金)
  申込み受付期間:2001年3月21日(水)〜5月2日(水)
 【応募用紙の請求】応募要項および応募用紙は、当財団のホームページから
   ダウンロードできます。A4サイズの用紙にプリントアウトしてご使用
   下さい。http://www.housingandcommunity.ab.psiweb.com/hp/

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<活動助成>─────────────────────────────

<研究・論文公募>──────────────────────────

<コンペ>──────────────────────────────
 ■人人ニュータウン ひたち野中央[86号伝言板]
「脱・都会派の夢」くらしと住まいのコンクール開催について
 【スケジュール】
  1.応募締切:2001/2/28(水)消印有効
  2.結果発表:2001年4月下旬(予定)
  3.表彰式および作品展示など:2001年5月頃(予定)

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◆7 編集部からのお知らせ◆
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○情報やご意見をお寄せください
 ●「こんなことありました」というエピソード
 ●こんな本を読みました(「まちづくり本」のコーナー)
 ●研究会やイベントの参加者募集
 ●コンサルタントのバイト、WSの学生のお手伝い募集募集

○週まちのネットワーク
「週まち」に頂いた情報はこれらのML等にも掲載される可能性のあることを
予めご了承ください。
    ・松戸まちづくりメーリングリスト
    ・まちまちメーリングリスト(まちまち通信)
    ・ニフティサーブ「川のフォーラム」
○お知り合いで配信希望の方がいらっしゃいましたら、お知らせください。
○情報をお寄せください。みなさんがまちづくりに関係あると思われることな
らなんでも結構です。みなさんの手元にある情報を是非お寄せください。
(メール・FAXどちらでもOKです)
○転載に関してはみなさんの自発的な判断におまかせいたします。
○今後の配信を希望されない方はそのまま、ご返信ください。


週刊まちづくり第107号(2001年4月29日発行)
発行:週刊まちづくり編集部(吉村・杉崎)
E-mail:machi@sa.uno.ne.jp
FAX:052-917-1210(吉村)
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