週刊まちづくり/97号(2001/2/18号)


週刊まちづくり/97号(2001/2/18号)



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□□□□◆週刊まちづくり◆□□□□ ---Weekly Machi-Zukuri---
2001/02/18(毎週日曜日発行)             97号(配信数600)
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【※等幅フォント半角70文字の設定でお願いします】
週まち(週刊まちづくり)ホームページ

☆☆【今週の週まち】☆☆☆☆☆☆
1.まちコラム
   ハッキューケン 講座1【とりあえずを20回】
2.まちづくり本
3.まちづくり伝言板
   田中康夫・長野県知事の「脱ダム」宣言
4.週まちリンク集充実中(ホームページ紹介)
5.まちづくりカレンダー
6.公募関係
7.編集部からのお知らせ
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◆1 まちコラム◆
ハッキューケン 講座1【とりあえずを20回】=<三矢勝司>=
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「君のヒアリングは、笊(ざる)だね」
 大事なことを聞きそびれている僕のヒアリング情報を聞くなり、先生から手
厳しいご批判をもらった。練習がてら、地元の岡崎市役所にいって、岡崎での
学童保育の事情を聞いてきて報告したときの話である。
 高橋研究室のゼミは、議長(進行役)、書記長(発言の記録係)を持ち回り
で学生が担い、先生はコメント役の位置にいる。ここでも、学生主導の運営が
徹底されている。
 とは言え、たまに口を開くと、この毒舌。何を言われることやらと、先生の
コメントを待つゼミである。

 卒業研究のテーマが、そろそろ決まってきた頃のゼミの一場面。
 半ば、研究室としての意向もあって、僕は、民家(空き家)を利用した学童
保育施設の研究を行うことになりつつあった。名古屋に学童保育がいくつあっ
て、その内の民家を利用したタイプはいくつかということを調べるにあたり、
学童保育連絡協議会の名古屋事務所を訪ね、名古屋には民家を利用した学童保
育施設が61箇所あることが分かった。それを報告しつつ、今後の展開を決め
るゼミであった。
 従来の感覚からすると、これだけの数となると、全体にアンケートを配っ
て、いくつか特徴的な場所を現地調査とヒアリングをするのが基本的な方法で
ある。そんな感じかなと思いつつ、僕はこう言った。

「とりあえず、2、3カ所、現地に行って来ようと思います。」
 すると、高橋先生はこう返す。
「君の場合は、“とりあえず”を20回繰り返せば、全部見ることが出来る
ね。」

「、、、、、、マジですか?」と、思わず僕は言ってしまった。
 逆に先生は、先の発言が高橋研究室の流儀であることを、説明し始めた。
 まず、若い学生が年寄りでも出来るような研究の方法をとるのはおかしい。
体力のある学生が、力任せでやれることをやる。「手抜きをしない、全部や
る」というのが、高橋研究室の基本的方針だと言う。
 故に、61全ての民家型学童保育施設を訪問し、図面の採集と使い方のヒア
リング、子ども達の様子の丹念に見るという、一カ所あたり3時間は費やす調
査プログラムが宣言された。

 おいおい、ざっと見積もっても、大変な労力だよ。
 ほんとに、この研究は終わるんだろうか?との不安を抱えつつ、前途多難な
卒業研究は始まった。
                      (高橋博久研究室の卒業生)
※「ハッキューケン」は、僕・三矢が名古屋工業大学の学生だった頃にお世話
になった、高橋博久先生(99年3月に退官)の言葉を思い出しながら、新し
い方法論への手がかりを探求するシリーズです。

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◆2 まちづくり本◆
(今週はおやすみです)
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◆3 まちづくり伝言板◆
田中康夫・長野県知事の「脱ダム」宣言
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山崎@足温ネットです。

長野県・田中知事が、下諏訪ダムを中止するにあたり、「脱ダム」宣言をだし
ました。県予算案では、公共事業予算を昨年より、14%減額し、造林事業と福
祉、教育事業の予算を大幅に増額しました。
知事は、景気対策(実際はゼネコンを始めとする業者の利益のための)の名の
もとに行う借金漬けの公共事業よりも県民の安全と生活基盤の確立のための公
共事業を選択したのです。
田中知事は長野県モデルとして、全国に発信したいとして、全国の支持を訴え
ています。
この「宣言」をぜひ、全国に広げてください。
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■■■■「脱ダム」宣言
長野県知事 田中康夫

  数百億円を投じて建設されるコンクリートのダムは、看過(かんか)し得
ぬ負荷を地球環境へと与えてしまう。
更には何れ(いずれ)造り替えねばならず、その間に夥(おびただ)しい分量
の堆砂(たいさ)を、此又(これまた)数十億円を用いて処理する事態も生じ
る。
 利水・治水等複数の効用を齎す(もたらす)とされる多目的ダム建設事業
は、その主体が地元自治体であろうとも、半額を国が負担する。残り50%は県
費。95%に関しては起債即ち借金が認められ、その償還時にも交付税措置で66%
は国が面倒を見てくれる。詰(つ)まり、ダム建設費用全体の約80%が国庫負
担。然(さ)れど、国からの手厚い金銭的補助が保証されているから、との安
易な理由でダム建設を選択すべきではない。
 縦(よ)しんば、河川改修費用がダム建設より多額になろうとしても、100
年、200年先の我々の子孫に残す資産としての河川・湖沼の価値を重視した
い。長期的な視点に立てば、日本の背骨に位置し、数多(あまた)の水源を擁
する長野県に於いては出来得る限り、コンクリートのダムを造るべきではな
い。

 就任以来、幾つかのダム計画の詳細を詳(つまび)らかに知る中で、斯
(か)くなる考えを抱くに至った。これは田中県政の基本理念である。「長野
モデル」として確立し、全国に発信したい。
 以上を前提に、下諏訪ダムに関しては、未だ着工段階になく、治水、利水共
に、ダムに拠(よ)らなくても対応は可能であると考える。故に現行の下諏訪
ダム計画を中止し、治水は堤防の嵩(かさ)上げや川底の浚渫(しゅんせつ)
を組み合わせて対応する。利水の点は、県が岡谷市と協力し、河川や地下水に
新たな水源が求められるかどうか、更には需給計画や水利権の見直しを含めて
あらゆる可能性を調査したい。
 県として用地買収を行うとしていた地権者に対しては、最大限の配慮をする
必要があり、県独自に予定通り買収し、保全する方向で進めたい。今後は県議
会を始めとして、地元自治体、住民に可及的(かきゅうてき)速やかに直接、
今回の方針を伝える。治水の在り方に関する、全国的規模での広汎なる論議を
望む。
(2001年2月20日)
【提供】山崎求博さん(足元から地球温暖化を考える市民ネット・えどがわ事
    務局)よりお寄せいただきました。

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◆4 週まちリンク集充実中◆
(今週はおやすみです)
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◆5 まちづくりカレンダー◆
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◎:新しく紹介するイベント
■:以前紹介したイベント([●●号]は掲載号)
□:追加情報のあるイベント
☆:ホームページ版での新情報
<ちょい>:20代によるまちづくりを考える<ちょいまち>メンバーが関
        わっているイベント

バックナンバーは、以下に掲載中

|第84号|第85号|第86号|第87号|第88号|第89号|第90号|
|第91号|第92号|第93号|第94号|第95号|第96号|

◇◇イベント情報◇◇
─<関東>──────────────────────────────
2001/2/18(日)
■東京湾まち育てコンテスト
  市民による提案、作品発表、公開審査会、総括シンポジウム
[第84号]

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2/19(月)
■海外住宅研究会
  海老塚良吉「最新データからみたアメリカの住宅事情と政策」
[第95号]

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2/21(水)
■第158回 都市経営フォーラム『ウエルカム・人口減少社会』[第93号]

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2/22(木)
■「エコのもりセミナー」and「杜の会」シンポジウム
  21世紀の社会システムと森の役割―森づくりから始まる人づくり、まち
  づくり−
[第93号]

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2/23(金)
■建築学会環境工学委員会都市設備・環境管理小委員会 リモートセンシン
  グWG
  シンポジウム「都市・建築分野におけるリモートセンシングの応用」
[第89号]

■第17回ハウジング研究報告会[第95号]

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2/24(土)
■かつしかまちネット まちづくり条例学習会
  第5回 他地域のまちづくり条例(大和市の場合を例に)
[第90号]

■NPO住宅・環境セミナー2001
  教えます! 建て売り住宅選びのポイント
  世田谷のトラブル事例から学ぶ 講演+パネルディスカッション
[第95号]

■ボランティアフォーラムin TOKYO[第96号]

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2/24(土)-25(日)
■市民による市民のための資金調達システム研究会
  日米アジアのウイメンズファンド/フォーラム&ワークショップ
[第94号]

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2/25(日)
■ひと・いえ・まち遊学フォーラム[第91号][第94号]

■高架化する中央線にふさわしいみどりの環境を考えるワークショップ[第92号]

■八王子,日本バイエル水銀汚染調査報告会[第94号]

■トヨタ財団助成事業 東京ランポ調査研究中間報告会
  市民公募委員と市民参加〜129自治体の調査報告とパネルディスカッショ
  ン〜
[第95号]

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2/26(月)
■比較住宅政策研究会
  金子憲(東京大学大学院経済学研究科博士課程1年)「財務分析から見た
  日本住宅公団と日本の住宅政策」
[第96号]

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2001/3/1(木)
◎板橋まちづくりサロン
  林葉子(バリアフリーデザイン研究会・代表)「高齢化社会の「都市型縁
  側コミュニティ」

 【時間】18:30-(毎月第一木曜日)
 【場所】板橋区立 大原社会教育会館
    (都営三田線本蓮沼徒歩5分 T:03-3969-0401)
 【内容】助言者はバリアフリーデザインハンドブック(建築資料研究社)作
     成メンバーによる研究会。ユニバーサルデザイン展にも出展してい
     ます。(リビングデザインセンターOZONE)
     高齢化社会のコミュニティを、お年寄りの心理から考えてみます。
 【提供】本橋さん(板橋まちづくりセンター準備会)よりお寄せいただきま
     した。

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2001/3/2(金)-3(土)
□第4回まちづくり博覧会[第93号]

 【主催】まちづくり博覧会(市民団体)
 【共催】杉並区役所まちづくり推進課
 【会場】セシオン杉並
 【内容】(時間帯は若干変動します。)
  3/2(金)
  ・15時〜17時
   以下の参加団体により自主企画セッション
   「公園づくり紙上会議」「おぎくぼ塾」「われらプロジェクト」
  ・18時〜20時 フィルムフェスタ(前夜祭) ※参加費500円
   村上處直さん(まち博会長)による都市防災についての講演会
  3/3(土)
  ・10時〜15時
   助成活動報告会を織り込んだグループフォーラム
   ※環境・福祉・教育文化・地域づくりの4つのテーマで行います。
  ・15時〜17時
   まちづくりトーク
   「杉並第十小の児童が自転車問題についての総合 学習の成果を発表
   し、それにもとづいて会場の参加者と意見交換をします。
  ・17時〜
   フィナーレとしての交流会
   茶菓子をいただきながら参加者がお互いに交流。
  なお、平行して参加団体(約30団体)の展示が会場内で行われます。
 【提供】西田譲(まちづくり博覧会)よりお寄せいただきました。

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3/4(日)
■市民フォーラム2001主催シンポジウム
NGOの現在、そして未来...
[第95号]

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3/5(月)
◎計画・交通研究会3月定例研究会
  途上国大都市における都市化とモータリゼーションの相互作用系の制御と
  環境管理〜マニラ首都圏を例とした政策シミュレーション〜

 【時間】15:00〜17:00
 【場所】計画・交通研究会会議室
 【費用】無料
 【問合】計画・交通研究会(橋本)
     〒102-0083 東京都千代田区麹町5-2-1 K-WING 6F
     TEL : 03-3265-1774 FAX : 03-3221-5489
     E-Mail: easts@sa2.so-net.ne.jp
      http://www06.u-page.so-net.ne.jp/sa2/easts/
 【内容】戦略モデルという言葉が交通や都市計画分野で定着して久しい。
     しかし、多様な政策評価へのニーズに応えうる方法論の開発やシ
     ステムづくりは容易ではない。本報告では、アジアの途上国大都
     市を対象に、都市交通問題の構図を大づかみし、その改善に資す
     るための政策シミュレーションシステム作成の試みを紹介するも
     のである。具体的には都市交通問題の所在を経済成長・都市膨張
     と自動車依存の相乗作用による負の社会的影響と位置付けし,こ
     の相互作用系のシミュレーターを開発している.これを東南アジ
     アで最も深刻な交通渋滞を抱えるマニラ首都圏に適用し,プライ
     シング等の経済施策,軌道系交通整備および都市政策等の効果を,
     自動車保有率,走行量、環境負荷の抑制およびこれらを考慮した
     厚生変化により評価している.
    ・講師 東京工業大学 土井健司助教授
    ・司会 筑波大学 石田東生教授
 【出典】土木学会土木計画学研究委員会

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3/6(火)
◎高橋清氏(東京大学大学院助教授)「タイの交通システム その現状と将
  来−SkyTrainの整備はタイ人の交通行動を変化させたか?−」

 【時間】10:00-11:30
 【場所】東京大学本郷キャンパス(文京区本郷7−3−1)
     工学部1号館1階15号講義室
 【費用】無料(事前申込みも必要ありません)
 【問合】東京大学大学院工学研究科交通・都市基盤計画研究室
     寺部慎太郎
     tel:03-5841-6135,e-mail:shin@trip.t.u-tokyo.ac.jp
 【出典】土木学会土木計画学研究委員会

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3/7(水)
■日本建築学会関東支部 住宅問題専門研究委員会
  シンポジウム「ミニ戸建て住宅とまちづくり」
[
第93号]

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3/8(木)
□日本建築学会 都市計画委員会 都市形成・計画史小委員会
  公開研究会「欧米との比較からみた日本の近代都市計画」
[
第87号]

 【場所】サンシャイン5ビル6F会議室
    *会場が変更となりました

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3/10(土)
◎建築学会建築計画委員会持続型居住小委員会
  第3回持続型居住ミニシンポジウム「歴史の系-居住における歴史継承の意
  味と実践」

 【時間】13:00〜18:00
 【場所】早稲田大学理工学部55号館2階第3会議室
     (新宿区大久保3-4-1)
     http://www.sci.waseda.ac.jp/campus-map/index.html
 【定員】70名(申し込み先着順)
 【費用】会員2,000円、会員外3,000円、学生1,000円(資料代を含む)
 【申込方法】FAXまたはE-mailにて「催し物名称、氏名、勤務先、所属、電
       話番号」を明記してお申し込み下さい。
     なお、定員に達した場合のみお断りの方にご連絡申し上げます。
 【申込/問合】日本建築学会事務局研究事業部 榎本
        E-mail: enomoto@aij.or.jp
        TEL:03-3456-2057 FAX:03-3456-2058
 【内容】本小委員会では、居住地の変容・更新と計画との関連性を追求し、
     「持続型居住」を可能ならしめるため、今後どのような実務・研究
     領域の枠組みが必要となるかを、幅広い視点から整理・検討・提案
     することを目的として、ミニシンポジウム(公開研究会)を開催し
     ている。
     第2回目の「従前・従後の」第2回目の「住みこなしの系」に引き続
     き、第3回目を「歴史の系」と題し、居住における歴史性の継承を
     巡って様々な立場からの報告を受け、歴史と持続型居住を議論す
     る。
    ・プログラム
     主旨説明:大月敏雄(東京理科大学)
     1.歴史的建物・建物群における持続型居住と諸制度:後藤治(工学
      院大学)
     2.都市の古層と現代の居住:陣内秀信(法政大学)
     3.エコミュージアムと持続型居住:大原一興(横浜国立大学)
     4.地方中心市街地の魅力と持続型居住:井出建(環境計画機構)
     まとめ:初見学(東京理科大学)
     司会:真野洋介(早稲田大学)

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3/12(月)
■建築学会地震防災総合研究特別研究委員会 防災対策原資小委員会
  連続ミニシンポジウム 「地震防災対策を効果的に行うために」
  第3回「震災時の被災危険度低減策を地域のまとまりで考える−火災延焼
  防止を中心に−」
[
第89号]

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3/14(水)
◎セミナー「高齢社会の都市基盤整備と交通システム」

 【時間】9:20-16:40
 【場所】飯田橋セントラルプラザ 15階 多目的ホール
     新宿区神楽河岸1-1
     JR総武線 飯田橋駅下車 徒歩2分)
 【主催】土木学会高齢者交通小委員会
 【共催】長寿科学振興財団、福祉のまちづくり研究会
 【申込締切】3月2日
  ※申込方法、セミナー内容の詳細は、セミナー「高齢社会の都市基盤整備
   と交通システム」 の案内ページをご参照ください
   http://www.civil.ibaraki.ac.jp/ipsub-ed/0103semi.htm
 【内容】社会の高齢化や人口の減少は、これまでの社会条件がまったく異な
     る状況へと変化することであり、これからの都市基盤整備の計画や
     設計の考え方や内容を変える必要がある。その中で、交通システム
     に関する検討が社会の活力の維持に対して非常に重要である。これ
     に対応すべく、これまでの研究成果や施策の事例を整理し、高齢化
     の視点から見た計画の考え方・目標・技術・評価など現場で必要と
     される体系をつくりあげる必要がある。
     また、高齢化の進展に対応して、わが国の制度そのものが大きな変
     革を遂げようとしている。平成12年4月には介護保険がスタートし、
     5月には交通バリアフリー法が成立したが、これらの法律の枠にと
     どまらず、その理念の実現をめざし、多方面との連携の上で総合的
     な施策を実施していかなければならない。
     そして、これを都市基盤整備を進めるうえでの機軸としていくこと
     が求められている。しかしながら、このような取り組みの主役を担
     う地方自治体においては、都市や交通に関する整備方針が成熟して
     いるとは言いがたく、今後、自治体・住民がわがまちをどうするか
     という基本命題をしっかり立てることが求められている。
     土木学会土木計画学研究委員会「高齢社会における交通システム整
     備の体系に関する研究小委員会の平成12年度の研究成果から、これ
     からの交通システム整備の基本的な考え方と課題、および具体的な
     問題とその対応について紹介します。
 【出典】土木学会土木計画学研究委員会

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3/16(金)
■「知恵のネットワーキング−地域づくり活動支援助成2000−」報告会[
第93号]

■彩の国グラウンドワーク講演会(埼玉県)[第95号]

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3/21(水)
◎第159回都市経営フォーラム
  関幸子(株式会社まちづくり三鷹 事業課長)『SOHO CITY みた
  か構想の展開―時代のスピードと三鷹らしさにこだわる―』

 【時間】15:00-17:00
 【場所】日中友好会館 後楽国際ビルディング・地下1階大ホール
     東京都文京区後楽 1-5-3 (TEL 03-3811-5317)
 【問合】日建設計・都市経営フォーラム事務局(谷口 碩・斉藤亜希子)
   東京都文京区後楽2-1-3(日建設計東京計画事務所内)
   E-mail:toshikei@nikken.co.jp
    TEL:3813-3361(日建設計大代表) FAX:3817-0523  
 【内容】今、IT技術を地域開発やまちづくりに活用していこうとする自治
     体が全国に広がっていますが、こうした点で、三鷹市は一つの有効
     なモデルを提供している自治体の一つとして知られています。
     関氏はこの三鷹市の政策の実践の中核を担う、T.M.O.(株)まちづく
     り三鷹の事業課長として、第一線でご活躍中の方で、『SOHO
     CITY』のコンセプト、そのとり組みの実態や、今後の展望など
     について語っていただく予定です。
   1 すべての基本は市民参加
     ・コミュニティ行政と住民協議会
     ・計画行政と市民参加
     ・みたか市民プラン21会議
   2 効率的で開かれた都市ヘ
     ・情報公開と個人保護条例
     ・行政の自己評価体制としての「日本経営品質賞」の導入
   3 地域情報化戦略としてのSOHO集積による都市型産業の育成
     ・三鷹市の産業の概要
     ・SOHO CITY みたか構想
     ・中心市街地活性化と産業プラザ
     ・シニアによるコミュニティビジネスの展開

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3/27(火)
■建築学会地震防災総合研究特別委員会都市構造防災化小委員会
  公開研究会第10回「21世紀の都市防災・復興方策へ〜阪神・淡路大震災を
  超えて〜」
[
第89号]

─<東海>──────────────────────────────
2001/2/18(日)
■子どもも大人も育つまちづくり〜守山区、中川区、中村区の事例を中心に[第93号]

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2/23(金)
■名古屋都市センター
  平成12年度「まちづくりシンポジウム」
  テーマ 「21世紀のまちづくりと名古屋」
[第95号]

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2/24(土)
■桑名市都市景観デザインシンポジウム〜水都「くわな」のまちづくり〜[第96号]

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2001/3/2(金)
■環境共生シンポジウム
  「東アジアの環境問題はいま・・・日本は何ができるか!?」
   東アジアの環境専門家・環境NGOからのメッセージ
[第96号]

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3/4(日)
■わくわく市民活動ゼミナール(福井)
  近藤守(行政書士石川県)、内田一彦(県生活企画課 NPO法担)「NPO
  法人をつくろう」&NPOコンパ(福井)
[第85号]

■みんなで創った「ゆめランド」オープニングイベント[第96号]

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3/10(土)
■NPO評価見本市  明日から評価を取り入れたいあなたのために[第95号]

─<関西>──────────────────────────────
2001/2/21(水)
■第35回 京阪神都市フォーラム
  近野正男(元大阪府企業局・千里ニュータウン担当/現財団法人大阪住宅
  センター勤務)「千里ニュータウンのリニューアルに向けて」
[第96号]

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2/23(金)-24(土)
■大阪市社会教育主事会 市民交流事業
  “市民の社会参加を後押しする「まなび」〜「市民=主役」が力を発揮す
  るための、新たなチャレンジ〜”
[第93号]

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2/24(土)
■第5回市民参加のまちづくり・ワークショップinみのお
  箕面市の市民参加のまちづくり(その1)−先端の実験を支えるもの−
[第94号]

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2001/3/2(金)
■日本都市計画学会関西支部 平成12年度第2回都市計画講演会
  地域通貨とまちづくり〜滋賀県草津市の地域通貨「おうみ」の実践〜
[第89号]

─<その他>─────────────────────────────

2001/3/11(日)
◎第3回鞆の浦シンポジウム『鞆の浦の遺産と町づくりを考える』
(広島・福山)

 【時間】13:00-16:30
 【場所】広島県福山市、鞆シーサイドホテル2階ホール
 【費用】500円
     調査報告
     (1)「鞆港港湾施設調査」
        日本大学理工学部交通土木工学科 伊東研究室
     (2)「鞆雑誌」
        東京大学都市工学科都市デザイン研究室
     パネルディスカッション
        コーディネーター:八木雅夫(明石高専)
        パネラー:伊東 孝(日本大学)、片桐新自(関西学院大
             学)、長谷川博史(広島大学)
 【問合】日本大学理工学部交通土木工学科助手、市古太郎
     e-Mail:ichiko@trptpm.trpt.cst.nihon-u.ac.jp
 【提供】市古太郎さんよりお寄せいただきました。

─◇◇定例会◇◇──────────────────────────
■第2水曜日・・・おぎくぼ塾
■第2金曜日・・・練馬まちづくりの会
      ・・・まちまちサロン(奇数月)
→【問合せ先】(有)プラネット 越野 圭子
                 E-mail:VZB14263@nifty.ne.jp
■第2土曜日・・・小金井まちづくりの会
※あくまで曜日は原則ですので、お出かけの際には、確認をしてください。

─◇◇展示会・展覧会◇◇───────────────────────
【開催中】

(関東)

(東海)

(関西)

─◇◇連続講座◇◇──────────────────────────

(関東)
■世田谷パブリックシアター「地域の物語ワークショップ2000」[
第77号まちづくり伝言板]
  【日程】<写真班>2000/11/12(日)〜2001/3/25(日) 全19回予定
      <演劇班>2000/11/5(日)〜2001/3/10(土) 全22回予定

■効果的広報教えます〜環境NGOのための情報戦略講座[第93号]
 【日時】2/22(木)
     時間は、午後6時半から
 【会場】日本環境協会(東京都港区西新橋)

(東海)

(その他)
■「第一回世界震災復興ドキュメンタリー映像祭」[第91号]
 【日程・場所】
  (3)2001/2/16〜2/20:13:00〜 上映会 灘区動物園ホール

─◇◇学会・学術関係(2001年)◇◇──────────────────────

◇日本NPO学会第3回年次大会(京都大会):2001年3月18日(日)〜20日(火)
池坊短期大学、京都産業会館、京都芸術センター、キャンパスプラザ京都
【日本NPO学会事務局】

◇2001年度国際都市計画シンポジウム:8月17日(金)〜19日(日) 韓国大田広域市
【第一次審査】〜3/12日(月)

◇2001年度日本建築学会大会(関東)学術講演会:9月22日(土)〜24日(月) 東京大学
応募期間:【電子投稿】〜4/22(日)、【紙面投稿】〜4/13(金)
【日本建築学会】

◇第36回日本都市計画学会学術研究論文発表会:11月16日(金)〜18日(日) 早稲田大学
【日本都市計画学会】

◇都市住宅学会第9回学術講演会:11月30日(金)〜12月2日(日) 大阪大学
論文原稿提出締切:【審査付部門】〜5月31日、【一般部門、報告部門】〜6月30日
【都市住宅学会】

─◇◇学会・学術関係(2000年度)◇◇──────────────────────

◇2000年度日本建築学会大会学術講演会:9月8日(金)〜10日(日) 日本大学(郡山市)
◇土木学会平成12年度全国大会:9月21日(木)〜23日(土) 東北大学川内北キャンパス講義棟
◇日本計画行政学会第23回全国大会:9月22日(金)〜23日(土) 広島大学東千田キャンパス
◇日本社会情報学会第15回全国大会:9月29日(金)〜30日(土) 一橋大学西キャンパス
◇環境経済・政策学会2000年大会:9月30日(土)〜10月1日(日) つくば国際会議場

◇2000年度日本地理学会秋季学術大会:10月7日(土)〜10日(火) 鹿児島大学
◇地理情報システム学会第9回研究発表大会:10月11日(水)〜13日(金) 工学院大学(新宿校舎)
◇日本シミュレーション&ゲーミング学会第12回(2000年)全国大会:10月21日(土)〜22日(日) 名古屋大学
◇(土木学会)第28回環境システム研究論文発表会:10月26日(木)〜27日(金) 名古屋大学
◇日本都市計画学会中部支部第11回研究発表会:10月27日(金) 名鉄トヨタホテル
◇日本環境共生学会第3回学術大会(研究発表大会):10月28日(土) 名古屋大学 工学部
◇第20回交通工学研究発表会:10月30日(月)〜31日(火) 砂防会館別館会議室

◇日本地域学会第37回年次大会:11月3日(金)〜4日(土) 東北学院大学 土樋キャンパス
◇第35回日本都市計画学会学術研究論文発表会:11月11日(土)〜12日(日) 金沢大学
◇第10回地域安全学会研究発表会:11月17日(金)〜19日(日) 静岡県地震防災センター
◇日本不動産学会秋季全国大会(第16回学術講演会):11月18日(土)〜19日(日) 立命館大学(京都)
◇(土木学会)第23回土木計画学研究発表会:11月23日(木)〜25日(土) 足利工業大学
◇環境情報科学センター第14回環境研究発表会:11月28日(火) 日本大学会館

◇都市住宅学会第8回学術講演会:12月1日(金)〜3日(日) 広島工業大学広島校舎
◇応用地域学会14回研究発表大会:12月2日(土)〜3日(日) つくば国際会議場

─◇◇その他◇◇──────────────────────────
■サンフランシスコ発〜NPOボランティア体験プログラム[86号伝言板]
 【実施場所】米国サンフランシスコ・ベイエリア
 【実施期間】第1回目2001/2/8(木)〜3/1(木)
       第2回目2001/3/8(木)〜3/29(木)

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◆6 公募関係◆
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<活動助成>─────────────────────────────

<研究・論文公募>──────────────────────────

<コンペ>──────────────────────────────
 ■人人ニュータウン ひたち野中央[86号伝言板]
「脱・都会派の夢」くらしと住まいのコンクール開催について
 【事前登録】締切2001/1/31(水)
 【スケジュール】
  1.応募締切:2001/2/28(水)消印有効
  2.結果発表:2001年4月下旬(予定)
  3.表彰式および作品展示など:2001年5月頃(予定)
 (現地見学会:2001/1/13(土)、見学会申込み締切:2000/12/15
  (金)必着)

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◆7 編集部からのお知らせ◆
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週刊まちづくり第97号(2001年2月18日発行)
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