週刊まちづくり/55号(2000/04/29号)


週刊まちづくり/55号(2000/04/29号)



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□□□□◆週刊まちづくり◆□□□□ ---Weekly Machi-Zukuri---
2000/04/29(毎週土曜日発行)             55号(配信数320)
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【※等幅フォント半角70文字の設定でお願いします】
週まち(週刊まちづくり)ホームページ

☆☆【今週の週まち】☆☆☆☆☆☆
1.まちコラム
 「フィリピン報告シリーズ」【その3】(吉村輝彦)
2.まちづくり伝言板
   向島ネットワークイベントのお知らせ(山本俊哉さん)
   小金井・まちづくり会5月定例会のお知らせ(土肥英生さん)
3.まちづくりカレンダー
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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◆1 まちコラム◆
「フィリピン報告シリーズ」【その3】(吉村輝彦)
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引き続き、今回は、ナガ市におけるコラボレーションについて若干の報告をし
ます。ナガ市における概要といったところです。

ナガ市でのインタビュー調査は、では、3/21に、元市長Jesse M. Robredo氏、
市役所都市貧困層担当部局に関わるD.C.Nathan A.Sergio氏、Rolando
Campillos氏他、NGOのCOPE財団のJocelyn G. Vicente-Angeles女史、
NCUPF(PO)のそれぞれの方にJoint Meetingの中で実施し、また、現市長
Sulpicio S.Roco, Jr.氏にも行いました。

ナガ市におけるGO-NGO-PO(政府組織-非政府組織-住民組織)のコラボレーシ
ョンの形成も1988年の市長選挙に端緒があります。それ以前において、ナガ市
では都市貧困層の問題を解決していくために、COPE財団(Community
Organization of the Philippine Enterprise Foundation)によってコミュニ
ティの組織化が開始され、1987年には、ナガ市都市貧困層連盟(Naga City
Urban Poor Federation、以下、NCUPF)が設立された。しかし、大きな変化
は、1988年にロブレド氏が市長に就任してからであり、市、COPE財団、NCUPF
の三者間においてパートナーシップを形成し、事業が開始された。市は、
1989年に、市長と直結した都市貧困層問題局(Urban Poor Affairs Office、
以下、UPAO)を設置し、都市貧困層に対する窓口となっている。

ナガ市における「Kaantabay sa Kauswagan(開発におけるパートナー事業)」
は土地所有権の保証の欠如、コミュニティにおける基本的な社会基盤の欠如と
いう都市貧困層の二大関心に対応することによって、コミュニティに力を与え
ていく社会改善プログラムです。短期的な目的として、住環境の改善、独断的
な追い立ての根絶、土地獲得の代替モデルの開発があり、長期的には、様々な
機会を提供することを通して都市貧困層に力をつけさせることにあります。こ
れを実現するために以下の4つの主要な活動がなされている。すなわち、(1)
オン・サイト開発、(2)オフ・サイト開発、(3)キャパシティ・ビルディング、
(4)支援サービスです。実際に、直接購入・土地交換・土地分有・CMP・再居住
地の確保などの手法を使っています。

ナガ市の場合、持続性を担保するために、1995年12月には、「The
Empowerment Ordinance」が制度化され、ここでは、GO-NGO-PO Partnershipに
ついて言及している。また、1998年3月には、「The Kaantanbay sa Kauswagon
Ordinance」も制度化されている。

関連して、川中豪氏の「フィリピン地方都市における権力メカニズム〜ナガ市
の事例〜(アジア経済, XLI-1, pp.2-33, 2000.1)」の論考は興味深い。
すなわち、政治的な側面から見ると、コミュニティの組織化、行政組織のあり
方と選挙との関わりには、様々な関係が見いだされる。何事も組織化から始ま
るという元市長の言葉には、様々な意味が込められている。

ナガ市のケースについては、The Best Practices Initiative
(http://www.hsd.ait.ac.th/bestprac/bp.htm)及び
MOST Clearing House Best Practices
(http://www.unesco.org/most/)
のホームページにも概要が示されています。
(週刊まちづくり編集部・国際連合地域開発センター)

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◆2 まちづくり本◆
(今週はお休みです)
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◆3 まちづくり伝言板◆
向島ネットワークイベントのお知らせ(山本俊哉さん)
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<関連サイトhttp://mukojima.cjb.net/>

・内容:1)まちづくり事業用地を利用した建築・アート展及びワークショップ
    2)各種シンポジウム(空き地・空き家の活用、子育て、建築と社会)
・日時:5/20(土)〜6/4(日) 主として土日
・会場:東京都墨田区向島地域(最寄り駅:東武曳舟駅又は京成曳舟駅)
    インフォメーションセンター:墨田区東向島1-15(第一寺島小学校前)
                  070-5105-8380、090-1538-4329
    東向島会場(一寺言問集会所と地蔵坂通り沿道のまちづくり事業用地)
    京 島会場(京島コミュニティホールと京島のまちづくり事業用地)
    墨 田会場(現代美術製作所とその前の駐車場)
・ 主催:向島ネットワークイベント実行委員会
・ 後援:墨田区、向島地区町会自治会総連合会、読売新聞社
・ 協力:一寺言問を防災のまちにする会(一言会)、京島まちづくり協議会
     、川の手倶楽部、MUKOJIMA-NET、向島のまちづくりを支援する専門
     家集団SONOTA、神戸若手プランナーネットワーク、現代美術製作所
・ 助成:NTT-DoCoMo、ハウジング&コミュニティ財団、ユニオン造形文化財
     団
・ お問い合わせ先:山田勝巳(03-3617-0924)、ティトス・スプリー(03-3
          945-5248)、山本俊哉(03-3816-4037)

●向島ネットワーク建築展(5月20日〜6月4日)
京島や一寺言問のまちづくり事業用地にいくつかのモデルプロジェクトを制作
する。
例えば、若い起業家を育成するマイクロオフィスなど。出展者:Pedro Pablo
Arroyo(Spain), Geoffrey Grulous(Belgium)
Daniela Lehner(Austria), Jean-Louis Rivard(Canada),Jamie Sanderson(New
Zealand), Anna Sitra(Greece),
Jin Taira(Spain),Stefano Mirti(Italy)Titus Spree(Germany)

●向島アートワーク(5月20日〜6月4日)
様々な国からのアーティストが、向島の都市環境のアイデンティティを反映し
た作品を制作し、公共空間の扱いに関する新たなビジョンを示す。また、京島
等の空き家をアーティストインレジデンスとする。
出展者:Agnieszka Brzezanska(Poland),Cesar Cornejo(Peru),Oliver
Grajewski,Oliver Kreidel, Susanne Ring (Germany)、犬塚秀司、中里和人,
江口良一、江口真代、小林豊

●子供ワークショップ「人形の家づくり」(5月27日10時-16時、東向島子ど
も広場等)
かやの家の中に子ども達がそれぞれ「家具」を持ち込み、お人形さんの家をつ
くる。Stefano Mirti(Italy):東京大学建築学科

●子供ワークショップ「道路に絵を描こう」
 (5/24 17時〜19時:地蔵坂通り、5/27 10時-16時、京島と一寺言問を結
  ぶ路地)
京島と一寺言問に暮らす子ども達がそれぞれグループを編成し、一緒に歩きな
がら路地に落書きをし、両地区の中間に位置する公園で外国人と子ども達の交
流会を開く。
Jin Taira(Spain),Stefano Mirti(Italy):東京大学建築学科

●すみだ子育てネットワーク会議(5月21日、13時-17時、京島キラキラ(橘
銀座通り)

●向島まちづくりネットワーク会議(5月27日、14時-17時 一寺言問集会場)
「空き地・空き家をどうするのか」岡田昭人(まちづくり研究所)、藤野雅統
(建築家)、長谷川栄子(建築家)、山本俊哉(マヌ)他

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向島まちづくりネットワーク会議「空き地・空き家をどうするか」

・日時:平成12年5月27日(土)午後2時〜5時
・場所:一寺言問集会場(墨田区東向島1-20-9 電話3610-3185、一寺小そば)
・参加費:無料
・主催:向島ネットワークイベント実行委員会
・協力:川の手倶楽部、向島のまちづくりを支援する専門家集団SONOTA
・問い合わせ先:川の手倶楽部事務局(マヌ都市建築研究所 03-3816-4037)

・趣旨
 最近、空き地や空き家が増えています。その背景には、敷地・道路の問題や
資金の問題だけでなく、人口の高齢化や地域産業の衰退、ライフスタイルの変
化など向島の社会経済をめぐる大きな問題があります。「空き地・空き家をど
うするか」は、「向島のまちづくりをどうするか」という問いかけでもありま
す。
 この会議では、向島のまちづくりを支援する4人の専門家から、空き地・空
き家の活用に係る問題の提起と具体的な提案をしていただき、地元の皆さんと
の議論を通して、今後の向島のまちづくりのあり方や進め方について一緒に考
えてみたいと思います。また、向島のまちづくりを進める新たなネットワーク
を形成する契機にしたいと存じます。

・内容
1 趣旨説明 「向島の空き地と空き家の活用をめぐる課題」
         山本俊哉(プランナー/マヌ都市建築研究所)
2 話題提供
 (1)「向島という場所に集まって住まうことについて考える」
         藤野雅統(建築家/ファブリカアルティス)
 (2)「外から若い人々を迎え入れる小さなオフィスの提案」
         ティートス・スプリー(建築家/東京大学博士課程)
 (3)「空き家を活用した学園下町案と向島らしい新たな集合住宅案」
         長谷川栄子(建築家/ユニット青)
 (4)「お年寄りが元気に向島で住み続けられる共同建て替えの提案」
         岡田昭人(プランナー/まちづくり研究所)

3 議論:主な論点 司会・コーディネーター/山本俊哉(同上)
 (1)増加している空き地や空き家をこれからどうするのか。
 (2)安心して暮らせる住宅をどのように確保していくか。

 (3)若い人々にとって魅力的なまちにするにはどうしたらよいか。
 (4)向島の魅力を活かしながら、新たな開発をどのようにすすめるか。
(マヌ都市建築研究所)

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小金井・まちづくり会5月定例会のお知らせ(土肥英生さん)
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ゴールデンウィークも来て、初夏の日ざしがまぶしい、季節になりました。
小金井・まちづくりの会では、4月定例会の検討の中で、今年はリレートー
ク、南口再開発を中心とする中心市街地の将来のあり方の検討、古老を巡るプ
ロジェクト、農あるまちづくりなどを進めて行こうという話しになりました。

そこで、まず、5月定例会では、今年の検討のテーマの一つである、小金井駅
周辺のまちづくりについて、検討することにしました。
小金井市議会の「中央線・駅周辺整備調査特別委員会」では、現在、南口再開
発の問題について議論が進められています。
それによると、南口再開発の基本的な方針は、次にように考えられています。
1.豊かな緑のネットワークと都市景観に優れた小金井市の「顔」づくり
2.中心市街地の活性化
3.シビックセンターの機能の強化
4.業務・研究・教育系施設間のネットワークの形成
5.少子高齢化に対応するさまざまな機能の導入
6.都市環境、都市防災に配慮した快適で良好な都市型居住空間の提供

このような「中央線・駅周辺整備調査特別委員会」で出された資料を参考にし
ながら、小金井駅周辺のまちづくりの将来像や方向性について勉強してみたい
と考えています。

勉強のテーマは、大きく分けて、以下の3つの領域に渡るものと考えられま
す。
T.小金井駅周辺のまちづくりがどうあるべきか、都市計画的な側面に関わる
問題
U.まちづくりを支える仕組み、プロセス、に関わる問題
V.提案された事業の事業性など、都市経営側面に関わる問題

今回は、Tのテーマを中心に、UやVのテーマもからめて検討をしたいと考え
ています。是非お誘いあわせの上、御参加下さい。

・日時:平成12年5月13日(土)14:00〜17:00
・場所:小金井第一小学校会議室
*お問い合わせ、参加される方は下記までご連絡ください
(当日飛び入り参加歓迎)
・連絡先:土肥妙子
 TEL:042-384-5905、FAX:042-384-2422
(小金井・まちづくりの会)

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◆4 まちづくりカレンダー◆
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◎:新しく紹介するイベント
■:以前紹介したイベント([●●号]は掲載号)
□:追加情報のあるイベント
☆:ホームページ版での新情報

バックナンバーは、以下に掲載中

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|第51号|第52号|第53号|第54号|

◇◇イベント情報◇◇
─<関東>──────────────────────────────
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5/9(火)
◎トランス・ネットワーク・シティ サバイバル・ミーティング #1
     「SOHOとケータイ――散開するワークスペース」

    【時間】13:30-17:00
    【場所】建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
    【参加費】会員3,000円、協賛団体会員3000円、
         会員外4000円、学生1,000円(いずれも資料代含む)
    【申込】日本建築学会事務局研究事業課 大野智洋
    【内容】司会:渡邊朗子(慶應大学)、副司会:元永二朗(フリー)
        1. 主旨説明:本江正茂(東京大学)
        2. 散開するワークスペースをめぐって
           河西保夫(日本SOHO協会)、佐藤文香(慶應大学)
           馬場正尊(A activity)
        3. CAMS (Context Aware Messaging Service)の実験からみ
          えてくること
           中西泰人(電気通信大学)、田島則行(tele-design)
        4. 討議   司会:岡 正明(SONY)
        5. まとめ:沖塩荘一郎(宮城大学)
   【出典】
建築学会HPより

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5/10(水)
■おぎくぼ塾5月例会
    萬羽敏郎「仮題・青葉メール」
[第43号]

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5/11(木)
■都市計画家協会懇話会
     細見 寛(建設省京浜工事事務所所長)
     「多摩川スーパー堤防整備と都市部での環境防災まちづくり」
[第53号]

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5/12(金)
■中野・生活者ネットワーク金曜サロン第2回
     「イギリスNPO最新事情〜コミュニティ・グループがまちを経営す
      るとき〜」
[第54号]

■国土庁・さいたま新都心への国の行政機関移転シンポジウム
     「埼玉そして首都圏の明日への飛躍!
       〜動き始めた新たな広域行政拠点〜」
[第54号]

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5/13(土)
◎小金井・まちづくりの会定例会

    ※詳細は今号のまちづくり伝言板参照

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5/19(金)
◎都市計画家協会懇話会
     小林重敬氏(横浜国立大学教授)
    「都計法改正をめぐって」

    【時間】18:00-20:30
    【場所】都市計画家協会会議室
       (東京都港区愛宕1-1-9 愛宕チャンピオンビル4F)
    【費用】会費:2000円(非会員:3,000円) 軽食と飲物付
    【内容】家協会では、都計法改正のパブリックコメントに積極的に取
        り組み提言書を提出しました。パブコメがどのように活かさ
        れたのか、さらに法改正後の展開についてお話を伺う。
    【提供】朝岡真弓さん(日本都市計画家協会事務局)よりお寄せいた
        だきました

◎第149回都市経営フォーラム
     赤川彰彦(価値総合研究所主席研究員)
     『定期借地システムによる公有地活用−定借PFIの提言』

    【時間】15:00-17:00
    【場所】日中友好会館 後楽国際ビルディング・地下1階大ホール
    【問合】日建設計・都市経営フォーラム事務局
        Email:toshikei@nikken.co.jp
    【内容】赤川氏は実践的な立場から定期借地権に関する巾広い研究を
        続けてこられた方で、最近、PFIの手法を定借システムに
        取り入れた「定借PFI」を提言されています。この方式
        は、公有地活用の有効な手法として評価されつつあり、住宅
        供給事業を中心に、現在各地で具体的に応用・実践されつつ
        あります。
        フォーラムでは、定借システムによる公有地活用の現状を概
        観していただいた上で、この方式のねらいや展望について語
        って頂きます。多数の皆様のご参加をお待ちします。

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5/24(水)
◎都市計画家協会懇話会
     小泉 幸洋氏(川崎市経済局)
    「シリコンバレー:栄枯盛衰する都市と産業の最新報告」

    【時間】18:00-20:30
    【場所】都市計画家協会会議室
       (東京都港区愛宕1-1-9 愛宕チャンピオンビル4F)
    【費用】会費:2000円(非会員:3,000円) 軽食と飲物付
    【内容】一人米国シリコンバレーに派遣された川崎市職員が2年間の
        悪戦苦闘の中から最新のシリコンバレー情報を持ち帰ってき
        ました。栄枯盛衰を繰り広げる産業と町のお話を伺います
    【提供】朝岡真弓さん(日本都市計画家協会事務局)よりお寄せいた
        だきました

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5/25(木)
■東京建築士会・「港会」第3回勉強会[
第53号]

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5/27(土)
■せたがやのまちあるき〜岡本・静嘉堂文庫を中心に〜[第53号]

◎向島まちづくりネットワーク会議「空き地・空き家をどうするか」

    ※詳細は今号のまちづくり伝言板参照

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6/3(土)
■第4回東葛まちづくり交流会[
第53号]

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6/10(土)
■建築学会・2000年度春期学術研究会「集住の遺伝子」[第53号]

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6/14(水)
■おぎくぼ塾6月例会
     星昭「モロッコ・ラビリンスストーリー」
[第52号]

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6/23(金)
◎「21世紀の都市を展望する」-都市と都市計画-

    【時間】12:30-17:30
    【場所】日本学術会議大講堂 03-3403-6291(代)
        港区六本木7丁目22番34号
        (千代田線「乃木坂」駅5番出口左折すぐ)
    【定員】200名(当日12時より会場にて受付)
    【参加費】無料
    【問合】東京大学 都市工学科 大西・小出研究室
    03-5841-6221(齋藤)
    【内容】
      開会挨拶:高野公男(都市地域計画専門委員会委員長東北芸術工
           科大学教授)
      問題提起:「21世紀都市計画への視座」
     伊藤滋(慶應義塾大学大学院教授、日本学術会議会員)
      講演:都市と資源・エネルギー:有限な地球という惑星の中での
         都市の持続とは
   山地憲治(東京大学大学院教授)
         都市と経済:大衆消費社会の都市文化の行方
   端 信行(国立民族学博物館教授)
         都市と心の病:都市という社会に心の救いはあるのだろう
         か
   香山リカ(神戸芸術工科大学教授)
         都市と生活景:人々は都市でどう暮らしていきたいのだろ
         うか
   大林宣彦(映画監督)
      討論:「21世紀の都市像を巡って」
     伊藤滋、山地憲治、端信行、香山リカ、大林宣彦
     篠原修(東京大学大学院教授):コーディネーター
      閉会挨拶:大西 隆(都市地域計画専門委員会幹事・東京大学大
         学院教授)
    【提供】樋野公宏さん(東京大学)よりお寄せいただきました。

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7/12(水)
■おぎくぼ塾7月例会
     平野直久「バクマツ洋行伝」
[
第52号]

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7/25(火)
◎建築学会公開研究会
     第8回「復興まちづくりへの支援組織と支援基金―HAR基金の展
     開を中心に」

    【時間】13:30-17:00
    【場所】建築会館302・303会議室
    【定員】50名(事前申込みとしますが当日でも受け付けます)
    【参加費】無料(資料代別途)
    【申込方法】FAXまたはE-mailにて「催し物名」「氏名」「勤務先」
         「所属」「電話番号」を明記して下記にお申し込みくださ
          い。
      担当:建築学会事務局事業部 鴫原 毅
      E-mail:shigihara@aij.or.jp fax:03-3456-2058
    【内容】復興まちづくりには、「それを担う住民や住民組織」を支援
        する「組織と基金が必須のものであることがわかってきた。
        その実態がどうであり、どのような課題をもつのかをまず概
        観したい。次いで具体的事例としてHAR基金に焦点を当て
        て、その設立意図、実際の活動、果たした役割や課題を報告
        する。またHARの意義や問題点を支援(助成)を受けた団
        体ではどう見ているか(アンケート調査等を通じて)もあわ
        せて報告する。
        これらを受けたかたちで、支援のための専門家ネットワーク
        を運営した立場、研究者として現場にかかわった立場、さら
        には広くわが国のNPOを考える立場からのコメントを3人
        の方にお願いしている。
        討論を通じて、行政と住民の構図の中で「支援」はどのよう
        な構成であるべきか、その役割は何か、阪神淡路の今後や将
        来的な大都市震災に対しどのような「支援」が備えられるべ
        きかを見いだされ、未来への展望がひらけることを期待す
        る。
     ・プログラム
       コーディネーター・司会:中林一樹(東京都立大学)
       1.主旨説明:中林一樹
       2.実態からみた復興支援の組織と基金の構図
         高見沢邦郎(東京都立大学)
       3.HAR基金/その活動の概要
         林泰義(千葉大学・計画技術研究所)
       4.HAR基金/助成団体調査から
         藤田忍(大阪市立大学)
       5.コメント
         (1) プランナーの経験から:小林郁雄(コー・プラン)
         (2)研究者の立場から :室崎益輝(神戸大学)
         (3)NPOの視点から :山岡義典(日本NPOセンター)
       6.討論
       7.まとめ:広原盛明(龍谷大学教授・京都府立大学名誉教授)

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8/9(水)
■おぎくぼ塾8月例会
     寺田弘「今東京のまちづくりに迷惑なことは」
[
第52号]

─<東海>──────────────────────────────
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5/26(金)
■名古屋都市センター開館1周年記念事業 「コンパクトシティへのまなざし」記念討論会
「名古屋のコンパクトシティを語る」
[第44号]

─<関西>──────────────────────────────
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5/13(土)
■都市環境デザイン会議関西ブロック第4回セミナー
     「イタリアの景観デザインと商業政策」
[第54号]

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5/27(土)
■「まちなみ見学会」第4回 奈良市奈良町[第54号]

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6/2(金)
◎CDC公開トークセッション99-00 第5回「人が集まる秘密」

    【時間】18:30〜
    【場所】京都造形芸術大学天心館3F会議室
    【参加費】無料
    【問合】「トルネード2000」運営事務局 TEL:075-722-9231
    【内容】ライフスタイルによって新しい市場を形成し、マーケットリ
        ーダーとなった団魂世代ジュニアは、常に新しさへの予感を
        秘めた多様な機能によって生み出されるアミューズメント性
        を求めている。プロが考える「アミューズメントミレニアム
        構想」とは。
      ・パネリスト:伊藤正視(伊藤ハム専務 香港ガーデン社長)
             百瀬信夫(ロッテワールド シニアディレクター)
   【出典】
京都芸術デザイン専門学校HPより

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6/9(金)
◎都市環境デザイン会議関西ブロック第5回セミナー
     「新聞記者からみた〈まちづくり〉の潮流」

    【時間】18:15-20:15
    【場所】ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)セミナー室
        JR東西線大阪城北詰駅2号出入口から西へ徒歩8分
        市バス京阪東口からすぐ
    【申込】(株)学芸出版社 前田裕資
        FAX(075)342-2605 E-mail maeda@mbox.kyoto-inet.or.jp
    【会費】会員500円/会員外1000円/学生500円
        ※定員30名/会員優先/申し込み先着順
    【内容】脇本さんは新聞記者として多くの〈まちづくり〉活動を見て
        こられた、記者歴30年の方です。昨年4月から1年間、日経
        流通新聞に「まちをつくる人々」の連載を担当されました。
        各地の〈まちづくり〉を訪ねて、ひらがなの〈まちづくり〉
        を進める地域の夢と課題を探ってこられました。時代を透徹
        する目には、今の〈まちづくり〉の潮流がどのように写って
        いるのか、興味深いお話がうかがえるものと思います。
        奮ってご参加ください。
     ・講師:脇本祐一(日本経済新聞社編集委員)
     ・司会:千葉桂司(都市基盤整備公団関西支社)
     ※質問のある方は事前にメールでお寄せいただければ幸いです。
      送付先:maeda@mbox.kyoto-inet.or.jp
    【提供】前田裕資さん(学芸出版社)よりお寄せいただきました。

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6/9(金)-6/10(土)
■土木学会 地域シンポジウム「環境まちづくり交流会in 京都」[
第54号]

─<その他>─────────────────────────────

5/13(土)
■建築学会・公開研究交流会4「水と暮らす知恵」[第53号]

───────────────────────────────────
5/20(土)
■すまいづくり・まちづくりNPOネットワーク
     第3回「情報交換会」
[第54号]

─◇◇定例会◇◇──────────────────────────
■第2火曜日→(現在は不定期)
      ・・・中野のまちづくりを考える会→次回は5月15日(月)
■第2水曜日・・・おぎくぼ塾→次回は5月10日(水)
■第2金曜日・・・練馬まちづくりの会
      ・・・まちまちサロン(奇数月)
→【問合せ先】(有)プラネット 越野 圭子
                 E-mail:VZB14263@nifty.ne.jp
            ※前号のイベント情報に転載させていただいた「ま
             ちまち通信」の問い合わせ先も同じです。
■第2土曜日・・・小金井まちづくりの会→次回は5月13日(土)
※あくまで曜日は原則ですので、お出かけの際には、確認をしてください。

─◇◇展示会・展覧会◇◇───────────────────────
【開催中】
3/22(水)〜6/11(日)
■名古屋都市センター開館1周年記念事業
 「コンパクトシティへのまなざし」“Compact City”is“Tomorrow City”?
記念企画展 「コンパクトシティ名古屋」
[第44号]

─◇◇連続講座◇◇──────────────────────────
■東京2000年祭「多摩の街道と宿場」展[第46号]
 【日程】3/28−5/7
 【場所】江戸東京たてもの園(江戸東京博物館分館)
 【入園料】
   4/ 1(火)−5/ 7日(金):大人400円、小中高校生200円
    *都内在住・在学の小中学生又は65歳以上の方は無料

─◇◇学会関係◇◇──────────────────────────

─◇◇その他◇◇──────────────────────────

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◆5 編集部からのお知らせ◆
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 ●「こんなことありました」というエピソード
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週刊まちづくり第55号(2000年04月29日発行)
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